歯が折れた

歯が折れた(破折)

歯が折れる原因には、転倒・衝突などの外傷、硬いものを強く噛んでしまった場合、歯ぎしりや食いしばりの癖によって折れてしまう場合などがあります。

歯が折れた時の対処法

折れた部分はどうしても気になると思いますが、菌が入り込んだり、状態が悪化することを防ぐため、指や舌で触らないように気をつけましょう。大切な組織が無くなってしまう危険があるため、水道水で綺麗に洗うのは厳禁です。すみやかに「牛乳」「歯の保存液」「生理食塩水」のいずれかに入れて、歯科医院へ行きましょう。折れてしまった歯でも接着できる場合があります。

原因

外傷

運動中や日常生活の中での転倒・衝突など、外からの強い衝撃によって歯が折れることがあります。この場合、歯だけでなく唇や舌なども傷付けている可能性が高いです。

硬いものを噛んだとき

硬いものを強く噛んでしまったときなどに、歯に大きな負担がかかり、歯が折れることがあります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりの癖があったり、力仕事や運動で歯を食いしばる方は、歯が折れることがあります。

治療

歯が折れて、神経まで達している場合は、むき出しになった神経が様々な細菌に感染しやすい状態です。歯を支える歯槽骨の縁の上側まで歯が残っている場合は、露出している神経を抜き、神経を抜いた歯の根の治療をします。このとき、神経が感染していなければ、神経は残します。そして、歯の強度を上げるために歯の土台を作り、歯の全体に被せ物をします。歯を支える歯槽骨の縁のあたりまで大きく折れている場合は、歯を残すことが難しいため、抜歯となります。抜歯後は、ブリッジや部分入れ歯、インプラントで失った歯を補います。